親子

聞こえてますか?
あなたには、
耳の痛い話ですね。
とある番組の収録で
それを取り仕切る彼が、
我が子の話をしてくれました。
「息子に負けた」
手探りの作業、
束の間の小休止。
気を使いながらも話を
続けてくれます。
二人で競争した全力疾走。
体力は下降線、
上昇する気持ちだけは
負けん気。
経験のない僕にも
伝わるものがありました。
ラグビーに打ち込んだ
彼が語るそれは、
スポーツを通した
息子への愛そのものでした。
まだ見ぬ世界に感謝して
また、明日。

rumble fish 四夜

 

聞こえてますか?

君は、

生まれ変われたの。

その問いに 、

僕はもう

答えない。

濡れた鼓膜は

潮水を弾かないで

人の言葉を

二度と聞き取らない

感じるノイズ

オルカのエコー

軌跡の声が聴こえる

貴方が呼んでいる

歌詞 rumble fishより

夢に感謝して

また、明日。

rumble fish 三夜

聞こえてますか?

何度も、

やり直して

疑って

確かめて

それをまた、繰り返す。

2000年 最初の録音から

17年が経ちました。

泳ぎだせrumble fish

見果てぬ夢を

月夜に解き放てmy soul

貴方のその声は光のように

溺れる私を導く軌跡の海へ

歌詞 rumble fishより

海の導きに感謝して

また、明日。

rumble fish 二夜

聞こえてますか?

一度、自分を壊して

その中から

新しいものを掴みたい。

そんな思いで

取り組んだ曲でした。

輝きの海 嘆きの海

人の心は変わりやすいけど

迷いながら何度でも

生まれ変わればいい

歌詞 rumble fishより

海の教えに感謝して

また、明日。

rumble fish 一夜

聞こえてますか?

夜光虫と呼ばれる

プランクトンの

存在を知ったのは、

小学一年の時でした。

夜灯(よとぼし)で

体感した幻想的な現象。

ステンドグラスを

散りばめた様な

月夜に浮かぶ

海のオーロラ。

始めて観たその輝きに

暫く見惚れていました。

月の灯に

碧く反射するプランクトン

心はもっと深い海の中

私の中に夢は生きてますか

このままじゃ死んで

しまいそうだから

歌詞 rumble fishより

海のオーロラに感謝して

また、明日。

base line

聞こえてますか?

彼は決して歌う事が

ありませんでした。

base lineで謳うと

DADDARIOの弦が

云っているかの様に…。

彼は、長い間一緒に

音を創って来た先輩であり

大切な仲間でもありました。

そんな彼が、 東京を去りました。

「俺バンドやってる」 長距離電話の懐かしい声を

聞きながら僕は訪ねます。

「どんな?」 彼が云います「FAKE」

僕は続けて訊きました。

「ボーカルは?」 銀蠅一家 テレピアス

スタジオミュージシャン

様々な経歴と実力を持った

彼の答えは「俺」でした。

FAKE 歌いたいんだろ

FAKE 叫びたいんだろ

何で

諦めないで

失うものなんて無いんじゃない

FAKE 心のままに

FAKE 信じるままに

あなたの言葉あなたの声で

歌わなくちゃ意味がない

歌詞 FAKEより

base lineに感謝して

また、明日。

渡し船 四

聞こえてますか?

昨日の続き…。

二時限目から合流した僕を

皆がクスクスと笑います。

無かった事にして

知らぬ顔を決め込んでも、

濡れた教科書とノートは 正直です。

給食前には

薄っすらと塩が噴き始め、

昼休みになれば学年問わず

「海に落ちた男」

を 見にやって来ます。

確かにあの時、僕の左足は

船の舳先を捉えた筈なのに

どうして…。

僕の社会と国語の教科書は、

その後一年間に渡り

カッピカピのカッパカパ。

二年生になる頃には、

海に落ちた事なんて

どうでも良くなっていました。

渡し船に感謝して

また、明日。

渡し船 参

聞こえてますか? 昨日の続き…。

僕は、プカプカと浮かんだ帽子を

掴み、陸(おか)に向かって 泳ぐのでした。

僕がその後どうなったか

あなたが一番知っていますね。

長い一日の始まりです。

着替えを済ませた僕は再び登校。

既に担任から

報告があったらしく…いや報告

するまでも無く朝一番で

噂になっていたと思われ…。

二時限目から合流した僕を

皆がクスクスと笑います…続く。

長い一日に感謝して

また、明日。

渡し船 弐

聞こえてますか?

昨日の続き…。

跳べる!直感が背中を押します。

少し大きい学生服を身に纏い

真新しい肩掛け鞄を抱え

利き足に渾身の力を込めてジャンプ。

海の中はキラキラしていました。

太陽の光が港町である

この海の底にも届くのだと

感心するくらいです。

船長は、海上に顔を出した

僕を認めると、笑いながら 船首を三角へと向けました。

僕は、プカプカと浮かんだ帽子を

掴み、陸(おか)に向かって

泳ぐのでした…続く。

太陽の光に感謝して

また、明日。

渡し舟 壱

聞こえてますか?

「海に落ちた男」

中学に上がったばかりの僕は、

そう呼ばれていました。

市町村の卒業生が集まるその

学校は、宇土半島の三角と云う

港町にあります。渡し船を

利用する登下校 海に落ちたのは、

僕が初めてでした。

箱舟とも呼ばれるそれがゆっくりバック

これに乗らなければ遅刻。

大丈夫 既に助走はついている。

跳べる!直感が背中を押します。

少し大きい学生服を身に纏い

真新しい肩掛け鞄を抱え

利き足に渾身の力を込めて ジャンプ…続く。

 

失敗と経験に感謝して

また、明日。