夏の花火と君の横顔

聞こえてますか?
夏の思いでを歌詞にしました。

夏の花火と君の横顔を
見つめてた
ずっと見惚れていたいけど
気づいてしまうから

そっと隠した 夜の影
君を探したら
恋はいつも ひとりぼっち
切なさをとめて

青紫 淡い緑 エニシダの黄色
薄紅のダリアの赤

涙を誘う 夜の虹
零れないように
瞬きさえ出来ない 夏の花火

たとえ儚い 夢だとしても
いつの日か君に
咲かせたい 僕だけの花を

涙を誘う 夜の虹
零れないように
瞬きさえ出来ない 夏の花火

瞬きさえ出来ない 夏の花火

夜の虹に感謝して
また、明日。

錦糸町 六弦

聞こえてますか?
昨日の続き…。
だけど、ただ一つ
馴染めなかったものがあります。
それは、衣装でした。

ザ・スパイダース ザ・タイガース
ザ・テンプターズ…。
往年のスターの
完全再現をコンセプトとした
この店の衣装も
例外ではありません。
ミリタリールックと呼ばれる
ファッションにフリフリのついた
スパンコール。
派手な衣装に振り付きで
歌い踊ることに少なからず
抵抗を感じていました。
だけれど、
日を追うごとにGSの歴史や
功績と遺産に触れ
僕は変わり始めます。
そのピンクの衣装の裏側に
刻まれた 「剛 葛藤 魂」
前屈者たる先輩がいたからこそ
今の日本の音楽シーンが
あるのだと心から思ったのです。
僕が着ていたものは、
ただの衣装ではありません。
確かにそれは、勲章でした…幕。

音楽の父に感謝して
また、明日。

錦糸町 五弦

聞こえてますか?
昨日の続き…。
配属された先は、GS-CLUB。
グループサウンズの名曲を
演奏するあのバンドでした。

マミー&ストロベリー
「鉄拳マミー」のバンドです。
new open Live houseの
準備は、衣装合わせ 宣伝広告
写真撮影 取材など急ピッチで
進められて行きました。
同時にバンドのリハーサルも
過熱を極め 突然!
ドラマーであるバンドマスターの
ステックが飛んで来ます。
楽屋では、更にシゴかれます。
でも彼は、決して失敗に
怒る人ではありませんでした。
その先にあるもの…
だったように今も思えます。

バンドマスターの
厳しい指導に耐え GS-CLUBは
漸く初日を迎えます。
一日8ステージの長丁場。
演者 スタッフ 一丸となった
演奏は、愉しいものでした。
何より純粋に音楽を聴きに
来てくれるGSファンに
喜びを感じていました。
だけど、ただ一つ
馴染めなかったものがあります。
それは、衣装でした…続く。

GSファンに感謝して
また、明日。

錦糸町 四弦

聞こえてますか?
昨日の続き…。
僕は、オーディションを
受けることにしました。

先ずは一度観たいと云うことで
マミー&ストロベリーバンドの
リハーサルに参加しました。
乳製品を好んでいた彼は、
マミーと親しまれ
「鉄拳のマミー」とも
呼ばれていました。
後にそれを、
思い知ることになります。

リハーサルが終われば
食事の時間です。
ファミリーレストランで
好きなものをオーダーします。
一品しか注文しない僕に、
バンドマスターが言いました。
「もっと食べろ」そして僕は、
オニオングラタンスープを
追加します。このオーディション
心から受かりたいと思いました。

それから、幾つかの書類審査
実技選考を終えた僕は、
店を取り仕切る事務所と
契約を結び 晴れて
専属Vocalistとして
働くことが決まりました。
配属された先は、GS-CLUB。
グループサウンズの名曲を
演奏するあのバンドでした…続く。

新たなステージに感謝して
また、明日。

錦糸町 三弦

聞こえてますか?
昨日の続き…。
世界の終わりが来ても
耐え得るであろう虫と
チューチューと煩い
招かざる小動物たちの中で、
僕はプロになりました。

90年代初期のこの街には、
BGM的要素が強いお店以外にも
ビートルズの楽曲を演奏する
REVOLVERやグループサウンズ
を謳うGS-CLUBと云った
音楽を主とし聴かせる
Live houseがありました。
プロになって三年目
環境の変化を求めて
僕は、オーディションを
受けることにしました…続く。

一日一日に感謝して
また、明日。

錦糸町 二弦

聴こえてますか?
昨日の続き…。
表のステージの華やかさとは
裏腹にその中味は、
劣悪なものでした。
店での「箱バン」の地位は低く
スタッフの横暴さに
随分と悩まされました。
若かった僕は耐え兼ねて
喰って掛かるのだけれど、
来期契約を心配する
バンドマスターに諌められ
謝る羽目になることもしばしば。
名ばかりの楽屋は、
配管ダクトが通る通路。
空調設備などは皆無で
夏は蒸し風呂。
冬はボイラーパイプに
手を当てて暖をとり
譜面を書いたり
楽器の手入れをして
出番を待つのでした。
世界の終わりが来ても
耐え得るであろう虫と
チューチューと煩い
招かざる小動物たちの中で、
僕はプロになりました…続く。

歌えることに感謝して
また、明日。

錦糸町 一弦

聴こえてますか?
僕のCDデビューは1996年。
でも、始めて
ギャランティーを貰って
ステージに立ったのは、
それから遡ること五年前の
錦糸町のキャバレーでした。
当時バンドマンのことを
通称「箱バン」と呼び
クラブやキャバレーが
生バンド演奏の謳い文句で
高級感を演出した時代でした。
僕がその世界に飛び込んだのも
そんな最盛期の
バブルに湧いた頃のことでした。
けれど、表のステージの
華やかさとは裏腹に
その中味は、
劣悪なものでした…続く。

この街に感謝して
また、明日。

マーマレード trois_3

聞こえてますか?
あなたが好きだった
シルヴィ・バルタンを聴きながら
車を走らせます。
戸馳島からあなたの居る病院まで
橋を渡り車で1時間30分。
熊本市内の空を見渡せば
帯山方面に建つ
電波塔がよく見えます。
宇土半島の山を越えたら
それを目指して車を走らせます。
あなたもその窓から
同じものを見ていたんだと
今も思っています。

街のあかりが灯る 赤い電波塔
眠れない夜 君は何を見つめて
幾つまで数え 瞳を閉じたら 夢
歌詞 マーマレードより

あなたからの贈り物に感謝して
また、明日。

マーマレード deux_2

聞こえてますか?
子供には分かりませんでした。
何で、牛乳を飲まなくては
ならないのか。
どうして、野菜を勧めるのか。
何ゆえ、我が家の献立には
いつも、骨があって食べにくい
魚が登場するのか…?
un_家庭の事情
deux_魚はタダ
trois_父の好み
本当は、ハンバーグが
食べたかった…。

街を離れて過ぎた
季節の中で
変わらないものは
君の温かい心
「お腹空いてない?」
電話の向こうの声

君はマーマレード
オレンジ色の想いで
瞳を閉じたら
いつも 君に逢える
輝いてた 飾らない笑顔
心の中に 君が
いつ いつまでも いるから
歌詞 マーマレードより

お魚に感謝して
また、明日。

マーマレード un_1

聞こえてますか?
あなたはいつも
出迎えてくれましたね。
家の窓から船が見えるから。
父が漁から帰って来る時。
僕が学校から帰って来る時。
それから、
送り出してもくれました。
中学を卒業し家を出た時。
上京する時。
そして、病院の踊り場でも。
見えなくなるまで
手を振っていましたね。
小さな体から伸びた
その細い腕で…。
あなたらしい
その独特な手の振り方で…。

♪ 遠い夏の日 君は風を集めて
海を渡る人
いつも見つめていたね
茜色の空
時を止めたのは 何故

君はマーマレード
オレンジ色の想いで
瞳を閉じたら
いつも 君に逢える
夏が終わる 八月の夕日
馴染んでた君
僕は いつ いつまでも
忘れない
歌詞 マーマレードより

あなたに感謝して
また、明日。