男女7人高円寺(全10ノ9話)

聞こえてますか?
昨日の続き…。
僕たち高円寺の集まりも
終わりを迎えるのでした。

忘れるところでした!
男女7人の最後のひとり。
あなたもよく知る彼のこと。
空回りするあの男のお話です。

彼は、僕たちを喜ばせようと
いつもひょげて見せます。
ただ「笑かせよう」感が
強すぎて残念なことに
空回りをしてしまいます。
そこで終われば良いのに
彼はそれを繰り返すと云う
稀有なハートの持ち主でした。

どうだー!な顔で
二度 被せてきます。
女子三人組の失笑を
食らってもめげません。
三度目には、優しい大学生の
舌打ちが聞こえます。
四度目になると、
温厚な花の男も見限り
無視を決め込みます。
流石に五度目は…。
悲惨です。愚かです。迷惑です。
目も当てられません。
でも僕は、そんな彼の
「ひょげざま」が好きでした。
なぜなら
決して面白くはないけれど!
馬鹿を演じた彼の
生真面目さを誰よりも
知っているからです。

こんなエピソードがあります。
それは、僕ら同級生が
上京して二年が過ぎた頃。
就職組の彼が、7人集まる中で
突然
「おら〜しごっば やむっ」
翻訳
(俺は、仕事を辞めるよ)
と言ったことから
始まります…続く。

空回りの男に感謝して
また、明日。

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