畦道とハイヒール 「追憶」

聞こえてますか?
昨日の続き…。
去来する
堂々巡りの感情は、
大きな波となって
押し寄せて来ます。
それでも僕は、
抗い 溺れながらも
却ってくる筈もない
答えみたいなものを
探しています。

あなたにまつわる
エトセトラ。
仲が良かった四姉妹。
妹チコちゃん家族と
海水浴に行った時の一齣。
何故かあなたは、
カレーを拵えて
海に出向いたそうですね。
きっと、
張り切ったのでしょう。
タッパーにまとめた
それをみんなに振舞います。
だけれど、
食べた者たちは、
軒並みお腹を壊して
いったそうですね。
夏の日差しと温度を
読み間違えたあなた。
海水浴も台無しです。
以前日記にした
我が家のカレーが
缶詰めだったことも
これで頷けます。

こんなこともありました。
島での暮らしも
板につき始めた頃。
僕も二桁の年齢に
なっていました。
漁に出た父を待ち
岸壁に佇むあなた。
一見美しい光景に
見えるけれど、
本当に待っていたのは、
父ではありませんでした。
彼が取ってくる渡り蟹が
お目当てでしたね。
湯がくだけのシンプルな
料理法で食べるそれに
あなたは、目がありません。
とくに卵を持つメスの
渡り蟹が好物でした。
「あたしはこれさえあれば
な〜もいらん」
翻訳
(私は、渡り蟹が一番好き)
実に見事な食べっぷり。
綺麗にペロリと平らげます。

順応する天才。
その食に対する
飽くなき探究心だけは、
なんちゃって
漁師の女房の名に恥じぬ
ものでありました…続く。

あなたの笑顔に感謝して
また、明日。

 

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