厚木のトラック野郎 全11話その8 「淋しがり屋」

聞こえてますか?
昨日の続き…。
何軒か梯子し
朝方まで飲み明かします。
それが一番星のパターン
彼の流儀でした。

一番星は、田舎の友達を
とても大事にしていました。
気を使いながらも
中学の同級生が遊びに来たら
とことん付き合い遊び倒す
そんな男でした。
少し潔癖で
融通の効かないところは
あるけれど
同僚の先輩や後輩が
彼を大事にしていることが
僕と空回りの男には
わかるのです。
それは、本当の一番星を
知っているからです。
彼は、さりげなく気を使い
自分よりも周りが
愉しんでいることに
何よりも心を砕きます。
その面構えと体躯に似合わず
一番星は人一倍「淋しがり屋」な
一面を持ったいました。

「中学の友達は一生もの」
以前日記で触れた向山のボス猿の
父親が諭すように言ったことを
酔った彼は必ず
口にするのでした…続く。

愛川の夜に感謝して
また、明日。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です