汚れなき愛を信じて 19話 「男と女」前編

聞こえてますか?
昨日の続き…。
哀しい予感は、
いつだって現実となって
やって来る。
いつか彼女を失う…。
僕はそう
感じはじめていました。

女という生きものは、
どうして昔の話を
したがるのでしょう。
その目で、伺い盗むように…。
まるで、愉しむかのように…。
男の様子を確認したがる
のは何故でしょう。
時には、
値踏みをするように…。
そして、
不安を鎮めるかのように…。

僕にしてみたら前のことなど
関係のないことなのに。
それは繰り返えされる踏み絵
のように続きます。
黙って聞いているのが一番です。
地雷は何処に転がっているか
分かりません。
だから僕は、
決してその手には
乗らないのです。
それよりも
これからのことが大事でした。

彼女の周りには、
世にいうジェントルマン
富と名声を持った男たちが
取り巻いていました。
様々なカタチで
落としにかかって来る
いわば敵であります。
心配でない訳がありません。
それを聞かされる僕は、
たまったものでは
なかったのです。
そのボディーブローのように
繰り返えされる
彼女の男たちの話は
後に堪えるものでした…続く。

今日に感謝して
また、明日。

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