汚れなき愛を信じて 24話 「嵐の前」後編

聞こえてますか?
昨日の続き…。
過去のことなど
関係ないことなのに…。
言わせたのは彼女の方でした…。
「帰る」それ以上彼女は、
何も言いませんでした。

午前2時00時。
それはいつもと変わらない
彼女を送る
船堀までのコースでした。
違うのは彼女でした。
荒井由実の♪中央フリーウェイ
でも知られる府中競馬場。
その側を通っても
彼女は俯いたまま無言を
貫いています。

草臥れた中古車は、
無理をしたエンジンの音だけを
この車内に響かせています。
嫌な予感がしました。
哀しいことにそれは、
僕の予想を
裏切ってはくれません。

中央道を抜けた辺りから
僕らの激しい口喧嘩が、
はじまりました。
永福町の頭上を走る首都高速。
草臥れた中古車は、
時速80キロのスピードで
駆け抜けていました…続く。

その日の夜に感謝して
また、明日。

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