汚れなき愛を信じて 最終話 「船堀橋の風」

聞こえてますか?
昨日の続き…。
2017年12月11日。
今日は彼女の誕生日。
あの百草高台 屋根裏の夜から
二七年が経っていました。

すっかり陽の浅くなった
十二月の空は、透明度を増し
その沈みゆく夕日も黄金色に
キラキラと輝いていました。
新大橋通りと船堀街道の交差点。
左手に見える船堀タワー。
ここでの信号待ちは、
いつだってあの頃の想いでを
連れて来るようです。

あの時よりも幾らか大きい車の
そのクラッチを踏み
ギアーをファーストに
入れました。
それから僕は、
肌寒い季節にも関わらず
窓ガラスをいっぱいに開けて
ゆっくりとそこへと続く坂道を
のぼるのです。
船堀橋に吹き抜ける
あの風を感じるために…おわり。

あとがき

はじめに
拙い僕の文章、日記に
最後まで付き合いっていただき
本当にありがとうございました。
「汚れなき愛を信じて」を
通して伝えたかったことは、
別れてはならない人たちが
いるということです。

僕たちには、
儚い夢だったけれど…。
この日記を読むことで
「ほんの少しの優しさを」と
切に願うのです。
駆け引きや主導権など
入り込む余地のない
汚れなきもの…。
もう一度立ち止まり
相手とそして自分自身を
見直して欲しいのです。
あの頃にそう思えていたら
この日記のラストも
違うものになって
いたのかも知れません。
決して離れてはならない
二人というのは
確かにあるのです。
そう、感じてくれたら幸せです。
人生はワンス アゲイン!
そのものなのですから…中谷隆博

君に感謝して
また、明日。

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