for you…spring 2話「洗えない髪」前編

聞こえてますか?
昨日の続き…。
「あなたはタイプじゃない」
僕はその三宿の彼女
つまりはMにこっぴどく
振られてしまうのです。
彼女とのはじまりは、
散々たるものでありました。

さらに…。
「あなたの格好が嫌!」
「何よりそんな
髪型の人とは絶対無理!」
僕だって人の子。
そこまで言わなくても…なくらい
正直でもの事をズバリと言う
女性でありました。

ただ、言われて当然な
ところも確かにあったのです。
あの当時の僕は、
打楽器音楽に傾向し
カポエラなる格闘技のダンスを
楽曲に取り入れ アフリカンに
陶酔しておりました。
それに伴い僕の姿形も
変貌を遂げるのでした。

「その髪いつ洗うの?」
三つ編みにした肩まで伸びる髪に
パステルカラーのビーズを
あしらったそれを指差し
Mが言うのです。
それは、洗ってはならない
髪型でした…続く。

あの頃に感謝して
また、明日。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です