for you…rain season 15話「センスマン」

聞こえてますか?
昨日の続き…。
店の階段を降りれば、
この大人の街 三宿にも
雨の匂いを含んだ
風が吹いていました。
それは、夏を迎えるための
長い梅雨前線の
到来でありました。

「ナンパしたことないの?」
もう一人の踊り子
2ブロックちょんまげ頭が
口火を切りました。
このepisodeには、
育って来た環境
また風土の違いを語って
置かなければなりません。
少しばかりMの話からは反れ
肥後もっこすの話に
お付き合い願います…。

昭和61年 熊本城下町。
熊本市内に進学した
男子学生達を
大きく二つに分けると
こうなります。
肥後五十二万石 加藤清正 創建
熊本城が見える距離で育った
市内弁を使う山の手の方々を
「センスマン」と云い
もう一方、城下には程遠い
山岳部 海岸地帯から
汽車やバス 渡し船など
あらゆる交通手段を使って
通う者を「ヤンキー」などと
呼んでいました。

この両者、髪型も違えば
ファッションも異なり…
何より言語が違うのです。
同じ熊本地方にあって
言語が違う?と
お思いでしょうが
それは、多感な男たちの
棲み分け手段としても
顕著に現れます。

⚠️(センスマンが使う言葉)
「〜だっちかっ」
【翻訳】
「だけど」を
山の手のセンスマンは、
「ばってん」を使わずに
高等なスタッカートを利かせて
だっちかっ”と表現して
見せます。市内弁(センスマン)の
特徴のひとつであります。

そして、
マッシュルームのような
髪型をした彼らの
十八番と云えば
ナンパでありました。
熊本最大の歓楽街
裏(うら)上通り裏(うら)下通りで
揃えたブランドの服を着こなし
そのさらさらとした
前髪をなびかせて
さりげなく
異性の懐深く入り込む
人種なのでありました…続く。

高校時代に感謝して
また、明日。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です