for you…autumn 44話「光と影を落とす時」

for you…autumn
44話「光と影を落とす時」

聞こえてますか?
昨日の続き…。
それは、
燃え尽きてもかまわない…
最後にこの想いを歌にして
Mにぶつけたい…。
等身大の自分になって
彼女に伝えたい。
そんな感情から来る
僕なりの決意
「おとしまえ」で
あったのです。
決してラジカセでは
聴くことの出来ない
音符のないメロディー…。
それをも越える愛の歌を
僕は、書きはじめました…。

東京は江戸川のほとり。
緑色のドアが象徴的な
テラスハウス。
その川辺の家で
書き綴る彼女への想い…。
ありのままの
気持ちを伝える…。
それだけをこの曲に込めて。

たとえ君が
ほかの誰か愛しても
好きだから
この気持ち大切にしたい
傷ついても
後悔をするくらいなら
心には あるがまま
生きていたいよ for you…

開け放たれた窓のカーテンが
夕暮れの風に揺れて
秋の訪れを知らせてくれました。
板張りの部屋に篭る僕は、
ただひたすら書き進めるのです。

聞かせてくれ
君の肌に触れた日の
ぬくもりと やさしさと
愛おしい言葉を
抱きしめたい
誰かを忘れるためでも
その想い いつの日か
背負いきれるように for you…

その風が夜に紛れ
この部屋の温度を変えても…。
やがてそれが空に還り
新しい明日を連れて来ても…。
そして、白と黒の五線譜に
光と影を落とす時…。
「for you…」を書き終えた僕は、
そのままうつらうつらと
眠りにつくのでした。

【回想】
眠りから目覚めて
一番に想い浮かぶ顔は
その人にとって
一番大切なひと…。
25話「眠りから目覚めて」より

目覚めた僕が最初に思ったのは
「彼女は今どうしているだろう…」
ただ、それだけでした…続く。

その風に感謝して
また、明日。

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