男女7人高円寺 play back 4話「厄介な彼女」後編

聞こえてますか?
昨日の続き…。
自由奔放で真っ直ぐな人。
だけれど、気が強そうに見えて
本当は脆いと云う事を
彼女のどこかに
感じてもいました。
時折 そんな目をするからです。
それは、彼女が
生まれながらに持った
『淋しさ』のように
思えてならないのでした。

彼女は、同じ高円寺に
住んでいた事もあって
困りごとの度に
頼みごとをして来ます。
近所付き合いとは言え
甘えは禁物であります。

「終電に乗り遅れた!」
当時 固定式であった
電話のベルを喧しく鳴らして
その甲高い声で
僕に訴えるのです。
呼びだしです。
夜中でも御構い無しの彼女…。
迷惑です!

こんな事もありました。
遊びに来ていた彼女…。
僕の家の電話。
当たり前のように
勝手に出たります。
ダメです!

学園生活で何かあったのか?
愚痴を言いにやって来ます。
矢継ぎ早にひとしきり
喋り倒したあと
腹の虫が治ったのか
ケロッとして帰って行きます。
眠いです!

僕ら男女7人は、計画を立てて
良く旅行に出かけました。
旅の途中 面倒な事になると
決まって彼女は、
僕を指差します。
愚かです!

いつもぶつかってばかり…。
だけど、一番一緒にいたのは
彼女だったように思えます。
明るく振る舞ってはいても
手強い この東京の街に
中々馴染めない不安な彼女を
知っていたからです。
本当に甘えていたのは、
僕の方…だったのかも
知れません…続く。

🍓厄介な彼女に感謝して
また、明日。

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