汚れなき愛を信じて 総集編 playback…10

☘️三章/28話「足枷と烙印」

聞こえてますか?
昨日の続き…。
穏やかな物事に
どこか、不安を覚えるように…
時には、深い疑念を持つかのように…
または、乾いた喉を潤すかのように…
そして、それを恐れるかのように…。
彼女自信ですら分からない
その謎に怯えながらも
とてつもない嫌悪を
抱いているようでありました。
その心の葛藤の中で
そうしたそれは、
カタチを変えて
顔を出すのかも知れません。

彼女の目に浮かぶ
悲しみのようなものは、
その入り口に違いないのでした。

きっと僕には、手が負えない…
そう感じながらも
その目に浮かぶ闇から
逃れることが出来ませんでした。
彼女の瞳は、僕の腕を縛り
その声は、僕に足枷を嵌めました。

きっと僕は、彼女を傷つける…。
そう羽交い締めにされながらも
どうしようもなく
彼女に惹かれている自分自身を
認めざるを得なかったのです。
彼女の瞳に浮かぶ悲しみの
謎が知りたくて…。

僕は、諦めにも似た気持ちで
その入り口の鍵を手にしました。
そして、嘲笑うかのように
差し出された台帳に
執着という烙印を
押すのでした…続く。

その鍵に感謝して
また、明日。

☘️三章/29話「彼女の嫌いなところ」

聞こえてますか?
嵌められた足枷は、
僕の『自由』を奪いました。
それと同時に『自分』をも
見失ってしまうのでした…。

彼女の嫌いなところなど
100個だってすぐに並べられます。
だけれど、好きなところ一個に
その100は負けてしまうのです。
こんな思いをするくらいなら
もう絶対好きになったりはしないと
絞りだした頭の中だけの
シュミレーションは、
彼女の気まぐれな電話ひとつで
カタカタと音を立てて
崩れ去ってしまうのでした。

屋根裏部屋のある百草高台に
帰っていた僕は、
当時 固定式だった
留守番機能付き電話の点滅する
赤いランプを暫く
見つめているのでした…続く。

待っていたのもに感謝して
また、明日。

☘️三章/30話「嵐のあと」

聞こえてますか?
呼び出されたのは、
彼女が仕事のアフターとして
よく使う場所でした。
錦糸町の歓楽街から少し離れた
西大島のとある路地裏…。
カウンター1本で
勝負しているそこは、
馴染みのお客で賑わいを見せる
隠れ家的なBARでした。

何事もなかったかのように
彼女は、僕に歌を勧めます。
そのカウンターの奥には、
カラオケが仕込まれており
常連客が歌い盛り上げるのも
このお店の売りでありました。
彼女はあたり前のように
慣れた手つきで第一興商印の
DAMと書かれた
機械を操作します。
そうは行きません。
こちらは、
あの夜の『おとしまえ』が
まだついていないのです!
その気配に
素早く気付いた彼女は、
普段あまり
歌いたがらないのに
しおらしく
自らの歌を選択するのでした。

彼女が選んだ楽曲は、
中山美穂が歌う
♪You’re My Only Shinin’Star
でした…続く。

その歌に感謝して
また、明日。

“汚れなき愛を信じて 総集編 playback…10” への3件の返信

  1. 彼女の嫌いなところ100個も言えるんですかでも好きなところ1個に負けてしまうのですね。どんなところか知りたいですビールが美味しい季節になりました。ケンタッキーのビスケット私も大好きそれではまた

    1. おはようございます。
      コメントありがとうございます。
      嫌いなところ100…。好きなところ1…。
      今後 話の展開の中で表現できたらと
      思っています。

      ラジオ 聴いてくださり
      とても嬉しく思います。
      ビスケット 美味しいですよね♪

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