汚れなき愛を信じて 総集編 playback…12

☘️三章/33話「トラウマ」

聞こえてますか?
昨日の続き…。
そんな勝手病なる
得体の知れないそれは、
様々なカタチで僕を救い
苦しめもするのでした。

彼女にもあるように
その得体の知れない闇は、
確かに僕にも存在していました。
それは、忘れていた
トラウマと云うものを
呼び覚ますものでした。

以前日記したあなたとの会話。
五歳のあんたが…と
思ったでしょうね。
僕は、子供の特権である
甘えると云う行為と引き換えに
無言と云う武器を手に入れました。
「畦道とハイヒール・変わった子供」
episode5より

確かに思い返してみたら
僕には、周期のようなものが
あるようで
人と触れ合うことの多い何年かと
全く連絡を途絶える何年とかが
あるのは事実でした。

だけどそれは、
俯瞰で見た年単位のことであり
秒単位で起こる突破的な
勝手病なるそれは、
僕にしたらとても厄介なことで
心が支配するはずの体の機能が
完全に崩壊してしまうのです。

頭で指令を下しても
心は言う事を
聞いてはくれません。
それは、さまざま生活に
転移するかのように
僕の動きの邪魔をします。
その得体の知れない
モヤモヤした闇が、
僕は大っ嫌いです。
面倒なのは嫌なのです。

だけれど、
そんな面倒を求めたのは
紛れもなく僕自身でした。
そしてまた、
自分のことすら守れない男が
彼女の謎であるその扉を
開けたたがっていたのも
事実でした。
弱い心しか持ち合わせて
いない癖に…。
僕は、その扉の鍵とを
引き換えにして
差し出された台帳に
執着と云う烙印を
押してしまったのです…。

彼女の瞳は、僕の腕を縛り
彼女の声は、僕に足枷を嵌めました。
そしてその足枷は、
僕の『自由』を奪いました。
それと同時に『自分』をも
見失しなってしまうのでした…続く。

まだ生きていることに感謝して
また、明日。

☘️三章/34話「停止する心」

聞こえてますか?
もしかしたら
それも含めて自分なのかも
知れません。
だけど、角度を変えてみると
その境遇に立たされなければ
そんな自分を発見せずに
済んだのかも知れないのです。

傷つけたくないのか…。
それとも
自分が傷つきたくないのか…。
だけれど、
相手に嫌な気持ちを与えたくない。
それをするくらいなら
会わなければいい
そう思っていたのも確かでした。

いつからか僕は、
目を見て話すことが苦手になり
対面式での食事や会話が
とても窮屈で困難なものに
なってしまいました。
そんな僕は、自ら作り上げた
『殻』に閉篭ります。

遠い昔…。
小学四年生の僕は、
ソフトボールのある試合で
大抜擢されそうになりました。
監督が見ているのが分かります。
球技が好きで試合に出たくて
入った部活動の筈なのに…。
あろう事か僕は、
その監督の目を逸らし
俯いてしまいました。
あの時監督は、
体育座りをするその膝の間に
こうべを垂らした子供を
どんな思いで見ていたのでしょう…。
逃げ出すと云う僕の一手は、
まるで暗示にかかったように
僕の心を
停止させるのでした……続く。

あの時の監督に感謝して
また、明日。

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