男女7人高円寺 play back 1話「花の男」

聞こえてますか?
東京は中野区
中央・総武線の各車両
二系統が停車する駅。
その高円寺にある
六畳一間のアパートが、
僕の最初の砦でした。

週末になればそこへ
熊本から上京して来た
中学の同級生
男女7人が集まります。
大学への進学 就職の者
そして、専門学校で
洋蘭の花を学びに来た男も…。

その花の彼は、
普段とても無口だけど
いざという時には頼りになる男で
個性がバラバラな僕たちの
まとめ役でもありました。

彼の指先の爪。その狭間には、
いつも花の命でもある土が
入り込んでいました。
何度洗っているにも関わらず
取りきれない土…。
僕は、その爪を見るたびに
誇らしく思ったものです。

朴訥として淡々とした振る舞い
それでいて、強い信念と
独特のリズムを持った男…。

あれから二十数年…。
帰郷した花の男は、
今も熊本県の戸馳島で
とても綺麗な蘭の花を
育てています…続く。

花の男に感謝して
また、明日。

カサゴ 弐

聞こえてますか?
今日は同窓会LIVEの話し。
打ち上げで女子が言いました。
「中谷君、カサゴは唐揚げばい」
中学時代が蘇ります。
学校行事で行った天草の無人島。
少し大人びた彼女は、
とても気遣いの出来る人でした。
まだ子供だった僕達を横目に
テキパキとテントを張り
段取りよく晩飯のカレーを作る。
キャンプファイヤーでから騒ぎしても
塩梅よく合わせてくれました。
そして今。
ふざける僕達をいなしながら
料理や飲み物を運ぶ彼女は、
立派なお母さんになっていました。
ばってんね!
やっぱカサゴは煮付けが一番
カサゴ釣るときゃ有明海へ
がらかぶ がらかぶ がらかぶ
                          歌詞 カサゴ2017より
同級生に感謝して
また、明日。

カサゴ 壱

聞こえてますか?
カサゴがCDになるよ。
可笑しな話しなんだけれど
小さい頃、嫌々父親に駆り出され
艪を漕がされては
釣りをしたものです。
本当は友達と
野球や缶蹴りがやりたかったのに。
でも今になって思うことは、
潮の香りと嫌だった釣りのこと。
今日はカサゴを釣りに舟を出す
3号の針と鉛とサルカン
気の合う仲間と手釣りでフィシング
                        歌詞 カサゴ2017より
故郷に感謝して
また、明日。